遺品整理の費用相場|間取り・作業内容別の目安

広告・PRを含みます(詳しくはこちら)
費用ガイド

遺品整理の費用相場|間取り・作業内容別の目安

複数の情報源を比較した、間取り別の費用レンジと、費用が上下する主な理由をまとめました。

結論

遺品整理の費用は、間取りだけでなく「荷物の量」「作業人数」「搬出条件」「処分費」によって大きく変わります。今回、公式サイトで料金を公開している3社を確認したところ、同じ1LDK相当でも30,000円〜88,000円と2倍以上の開きがありました。

相場を一つの数字で覚えるより、「自分のケースではどの要素が金額を左右するか」を理解しておくほうが、見積書を正しく判断できます。なお、遺品整理の費用について、国や業界団体が公表している統一の統計は確認できませんでした。以下の金額は、各社が公式サイトで公開している目安価格、または国民生活センターが公表した実際の相談事例に基づくものです。

費用相場の早見表|公式サイトで料金を公開している3社を比較

遺品整理の料金を公式サイトで公開している事業者のうち、間取り別の価格を明示している3社(きずな屋・リリーフ・プログレス)の料金を比較しました。3社とも「現地見積もり後の追加料金なし」を掲げていますが、算出の基準(人数/時間/間取りのみ)が異なるため、単純に安い・高いとは判断できません。

間取り目安 きずな屋 リリーフ プログレス
1R・1K 40,000円〜 公式サイトに記載なし 15,000円〜(1K)
1DK・1LDK 70,000円〜 88,000円〜(1LDK) 30,000円〜(1LDK)
2DK・2LDK 120,000円〜 2DK 132,000円〜/2LDK 165,000円〜 60,000円〜(2LDK)
3DK・3LDK 170,000円〜 3DK 198,000円〜/3LDK 220,000円〜 105,000円〜(3LDK)
4DK・4LDK 220,000円〜 公式サイトに記載なし 165,000円〜(4LDK)
※各社が公式サイトで公開している目安価格です(確認日:2026年9月24日)。当サイト独自の統計・平均値ではありません。きずな屋・リリーフは作業人数を基準に、プログレスは作業時間を基準に算出されており、実際の金額は荷物量・搬出条件などを踏まえた現地見積もりで確定します。

なぜ会社によって、これほど料金が違うのか|費用が決まる仕組み

同じ「1LDK」でも金額に開きが出るのは、間取りの数字そのものより、以下の要素が最終的な作業量を左右するためです。

荷物量

同じ間取りでも、荷物が少ない部屋と足の踏み場がない部屋では作業時間・処分量が大きく異なります。

作業人数・作業時間

人数や所要時間を基準に料金を組む会社が多く、荷物量に応じて基本料金から人数が増えると加算されます。

搬出条件

エレベーターの有無、階段の段数、トラックを横付けできる駐車スペースの有無によって作業時間が変わります。

処分費

粗大ごみとして自治体で処分できるものと、産業廃棄物として業者側で処分費用がかかるものでは単価が異なります。

清掃費・特殊清掃などの追加要素

通常清掃を超える汚損がある場合、特殊清掃が別途必要になり、費用が大きく変わります(詳しくは特殊清掃の費用相場)。

遠方対応

依頼者が現地から離れて住んでいる場合、立ち会い方法や鍵の受け渡し方法によって対応可能な業者が変わります。

費用の内訳|何にいくらかかっているのか

遺品整理の料金は、主に次の項目の合計で構成されます。

  • 作業費:仕分け・搬出・貴重品の捜索などの人件費
  • 処分費:粗大ごみ・不用品の処分にかかる費用(品目・量により変動)
  • 清掃費:搬出後の簡易清掃、必要に応じた特殊清掃
  • オプション費:供養、買取(買取がある場合は相殺されることもあります)
国民生活センターが公表した実際の相談事例(2018年7月公表)
見積もり141,000円が提示されたのち、最終的に320,000円を請求された事例が報告されています。内訳は人件費76,000円、トラック代25,000円、廃棄物処理費40,000円など。同資料によると、契約金額の平均は約42万円、実際の支払額の平均は約30万円と報告されています。

ケース別に考える費用の目安(想定ケース)

以下は、上記の早見表と仕組みをもとに整理した想定ケースです。実在する特定の依頼者の体験談ではありません。

想定ケース

一人暮らしの親が亡くなり、賃貸住宅を退去するケース

1R・1K程度の荷物量が中心ですが、賃貸の場合は退去期限があるため、日程の融通が利く業者を優先する必要があります。早見表の1R・1K帯が目安になりますが、残置物の量によっては1DK・1LDK帯に近づくこともあります。

想定ケース

実家を家族で整理するケース

3DK・3LDK以上になることが多く、荷物量に加えて「何を形見として残すか」を家族間で協議する時間が必要です。作業日を分ける、または一部を自分たちで先に仕分けておくことで、作業費を抑えられる場合があります。

想定ケース

遠方に住んでいて自分で片付けられないケース

現地に立ち会えない場合、写真や動画での報告に対応しているか、鍵の受け渡し方法が明確かを事前に確認する必要があります。立ち会いなしでの作業は、貴重品の取り扱いについて特に慎重な確認が必要です。

広告ご自身のケースに近い金額感がつかめたら、正確な見積もりを取ってみませんか?

遺品整理110番で無料見積もりを依頼する

自治体処分と業者依頼の違い|実額で比較

粗大ごみとして自治体に出せるものは、業者に依頼するより費用を抑えられます。渋谷区の場合、品目ごとの処理手数料は次のとおりです(自治体の手数料は区によって異なります。お住まいの区の金額は、各区の公式サイトでご確認ください)。

品目 渋谷区の処理手数料
布団 400円
タンス 400円〜3,200円(サイズによる)
ベッド(シングル) 1,300円
ベッド(ダブル) 2,300円
ソファー(2人掛け以上) 2,300円
食器棚・本棚 400円〜3,200円(サイズによる)
※渋谷区公式サイトの品目手数料一覧より(確認日:2026年9月24日)。荷物点数が少ない場合は自治体処分の方が安く済むことが多い一方、点数が多い、大型家具が中心、運び出す人手がない、といった場合は業者依頼が現実的な選択になります。両者を組み合わせて「自分で出せるものは自治体へ、まとめて片付けたいものは業者へ」という使い分けも可能です。

見積書を比較するときに確認したいポイント

国民生活センターの注意喚起(2018年7月公表)をもとに、確認しておきたい項目をまとめました。

  • 複数社から見積もりを取り、同じ条件で比較しているか
  • 見積書に作業内容・処分品目・金額の内訳が明記されているか
  • 追加料金が発生する条件が、契約前に説明されているか
  • 残す遺品と処分する遺品の線引きが、契約前に明確になっているか
  • キャンセル料の有無と金額が、契約前に提示されているか

追加料金が発生しやすいケース

今回確認した3社はいずれも「現地見積もり後の追加料金なし」を掲げていますが、リリーフは「追加作業が入った場合はこの限りではない」という留保つきで案内しています。他の2社も、見積もり時点で想定していなかった作業が発生した場合の扱いは、契約前に確認しておくことが重要です。追加料金が発生しやすいのは、主に次のようなケースです。

  • 見積もり時より荷物量が多かった場合
  • 特殊清掃が別途必要になった場合(孤独死・長期不在などで発見が遅れたケース)
  • 搬出経路が悪く、想定より作業時間がかかった場合(エレベーターなし・駐車スペースが遠いなど)
  • 契約後にキャンセルした場合のキャンセル料

極端に安い見積もりへの注意

相場から大きく外れて安い見積もりは、後から追加請求される、処分してはいけないものまで回収される、無許可で不用品を回収しているといったリスクと結びつくことがあります。国民生活センターの資料でも、当初の見積額から最終的に2倍以上の金額を請求された事例が報告されています。金額の安さだけで判断せず、内訳の説明が具体的かどうかを確認してください。

相見積もりを比較する方法

  • 同じ荷物量・同じ搬出条件を伝えたうえで、複数社に見積もりを依頼する
  • 金額だけでなく、内訳(作業費・処分費・清掃費・オプション費)が分かれているかを比較する
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可の有無など、公開情報で確認できる範囲を比較する
  • キャンセル規定・追加料金の条件など、契約に関わる項目を比較する

自分でできる部分・自治体を活用できる部分

荷物量が少ない、時間に余裕がある、といった場合は、自治体の粗大ごみ制度を使って自分で進めることもできます。具体的な手順は遺品整理を自分でやる場合の進め方で解説しています。一方で、荷物量が多い、遠方で立ち会えない、特殊清掃が必要、といった場合は、業者への依頼を検討する場面になります。依頼先を選ぶ際の確認点は遺品整理業者の選び方にまとめています。

まとめ

遺品整理の費用は、間取りではなく荷物量・作業人数・搬出条件・処分費で決まります。公式に料金を公開している事業者でも、同じ間取りで2倍以上の開きがあるため、金額だけを比較するのではなく、内訳が明確かどうかを基準に見積もりを比較することが重要です。まず遺品整理とは何をするのかを確認したうえで、自分で対応できる範囲と業者に依頼すべき範囲を切り分けると、判断しやすくなります。お住まいの地域に対応する業者を具体的に確認したい場合は、エリアから探す(東京23区)から探すことができます。

広告・サービス紹介

複数の業者から無料で見積もりを取りたい方へ

「遺品整理110番」は、全国1,000社以上の加盟店ネットワークから、仕分け・搬出・簡易清掃までを含む料金プランで業者を紹介してもらえる無料サービスです。ご自身で相見積もりを取る手間を減らしたい場合の選択肢としてご検討ください。

遺品整理110番で無料見積もりを依頼する

※提携事業者の無料見積もり紹介(広告)です。不用品回収のみのご依頼には対応していません。